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スマホで登録させるポイントサイトの表示は問題では?

  •  スマホのメアドで登録したポイントサイトから、大量ポイントが必ずもらえるキャンペーンを告知するメールマガジンが届きました。キャンペーンサイトからポイントサイトの指定する有料アプリを登録すれば、必ず50,000円相当のポイントがもらえるかのようにうたっていましたが、実際は応募による抽選で、50,000ポイントはもらえませんでした。
  •  メールマガジンには「おめでとう【一発換金】の大チャンス!実質無料で大量ポイントが【必ず】もらえる【一発換金50,000円】」、キャンペーンサイトには「※有料アプリ登録毎に何度でも50,000ptチャンス!」「ALL実質無料で必ず大量ポイントGET!」等と、あたかも有料アプリの登録で、50,000ポイントが必ずもらえるかのようにうたわれていました。そして、キャンペーンサイトの最後には「ご応募1口毎に本ページ掲載スポンサーご登録が必要です」「ご応募の際は必ず本ページを経由してご登録してください」「毎日抽選にてご当選者様には当選のご案内を送付します」等の注意事項が目立たない大きさで表示されていました。
     広告主によれば、表示は「実質無料で大量ポイントが必ずもらえる」キャンペーンと「ポイントサイトの指定する有料アプリを登録して応募、抽選で50,000ポイントが当たる」キャンペーンの2つの異なるキャンペーンを同時に告知したものとのことでした。
     「実質無料で大量ポイント」キャンペーンは、ポイントサイトの指定するさまざまな有料アプリから選んで登録すると、有料アプリの月額利用料ひと月分に相当するポイントが還元されることをいいます。一方、「50,000ポイントが当たる」キャンペーンは、有料アプリ登録後、達成メールを送信することで1口応募でき、抽選で当選すればポイントがもらえるという内容だといいます。
     しかしながら、メルマガやサイトにその旨の明瞭な説明があるとはいえず、相談者も、達成メールを送信したところで、「厳正なる抽選の上ご当選者の方には~」と画面に表示され、初めて50,000ポイントは抽選で当たることがわかったといいます。
     日本インターネットポイント協議会によれば、こうしたサイトは、ポイントサイト、お小遣いサイトと呼ばれ、数年前にもパソコンからのネット接続による同じ内容の消費者トラブルがあったとのことです。近年スマートフォンが普及し、当時のトラブルを知らない人たちがスマホを介してトラブルに遭うようになっています。ポイントサイトに関するトラブルとしては、他にも、最低換金ポイントが高く設定されているため、なかなか換金できないなどのトラブルがあります。
     ポイントサイトの主催者は、アフィリエイターです。様々さまざまな広告主のアフィリエイト広告を自社のポイントサイトに掲載し、会員にサイトを通じてサービス等を契約させることで広告主から報酬を得、その一部を会員にポイントとして付与する仕組みとなっています。注目すべきは、有料アプリ等の契約について、ポイントサイトは「経由させているだけ」であって、消費者とサービス等に関する契約を結んでいるわけではないことです。
     そのため、苦情のような事例は、一見、景品表示法上の問題があるように思われるものの、ポイントサイトの行う表示や景品キャンペーンについて、不当表示や過大景品の提供を指摘することはできません。景品表示法では「自己の供給する商品又は役務の取引について(中略)表示をしてはならない」と規定されており、自己の商品や役務を供給しているとはいえないポイントサイトは、規制の対象になりません。なお、広告主がアフィリエイト広告の出稿先をすべて把握することは現実的に困難であり、こうしたサイトに自社のアフィリエイトが掲載されていることすら知らない場合がほとんどです。

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