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海外ツアーで「24時30分発」と表示すると、出発日はいつなの?

  •  旅行サイトから、2019年1月14日出発の海外旅行ツアーの申し込みをしました。サイト画面では「羽田24時30分発」との表示だったので、出発便は15日にかけての深夜便だと思い、14日は日中自宅で旅行の用意をしていたところ、旅行会社から電話があり、出発は14日未明の深夜便であったことを告げられました。しかし、「24時30分発」の表示であれば、これを見た者は、出発日から翌日(14日から15日)にかけての深夜便と思うのが当然ではないでしょうか。
  •  旅行業公正取引協議会(公取協)に照会したところ、「2010年10月から羽田がハブ空港化されて深夜便が運行されたことから、それに伴い、会員社から同様の相談が複数寄せられるようになりました。『0時』と『24時』の表記については、深夜の時間にどちらを用いねばならないかの規定はないのですが、旅行者に、出発日について誤解されないような表示および説明をするよう注意喚起しています」とのことでした。
     また、旅行初日の始まりから30分後の出発になっている点に関しては「『募集型企画旅行の表示に関する公正競争規約』の運用基準で、旅行開始日(出発日)については次のように定められています。『旅行開始日及び旅行終了日とは、企画旅行業者が定めた集合時間あるいは解散時間がある場合はその時刻が属する日をいい、これらの集合時間がない場合には、利用運送機関の発時刻あるいは着時刻が属する日をいう』」。
     本件は集合時間がないツアーなので、出発便の日が旅行開始日となります。現在、旅行業者が集合時間を設ける場合が多いようですが、設けない場合もかなりあります。設けるか否かはそれぞれの旅行業者が判断することになっています。従って、出発が深夜便である旅行開始日に関しては、次のような問題が起こり得ます。
     (1)同じ内容・同じ便のツアーであるのに、旅行開始日が違ってくる。例えば、14日深夜0時30分発の便使用の場合で、集合時間を前日に設定した場合には13日が旅行開始日となるが、集合時間がない場合には14日が旅行開始日となる。
     (2)旅行開始日設定がずれることにより、旅行全日程が5日間となったり、6日間となったりする。
     なお、本件に関し広告主に電話照会したところ、「お客さまへは何度もメールや手紙で出発日のスケジュールをお知らせしました。『24時30分発』の表示に関しては、以前は『0時30分発』という表示だったのですが、他のお客さまより分かりにくいとの指摘を受け、あえて『24時30分発』の表示に直した経緯があります。また、出発便の日を出発日としたのは、集合日を旅行開始日として換算すると、旅行日が1日増え、旅行日数が不当に長いという誤解をお客さまに与える可能性があったためです」との回答がありました。広告主には旅行応募者が出発日時を誤認しない、分かりやすい表示をするようお願いしました。

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