裏付けのない省エネ効果をうたって窓の取り替えを宣伝していた5つの会社が、米・連邦取引委員会(FTC)の同意命令に服した。
FTCによると、このうちのロング・フェンス&ホーム社はワシントン・ポスト紙などに掲載した広告で、「50%省エネを保証」「燃料費請求書から50%節約できます」「ロングが暖房と冷房の使用量を50%減らすことをお約束します」などと表現していた。また、同社のウェブサイトでは節約できる量を計算する入力フォームを設けて、消費者に自宅の毎月のエネルギー使用量を書き込ませ、その場で節約できる数値を示すなどしていた。
FTCは、同社の広告表現には裏付け証拠がないと断定した。他の4社も具体的数値を掲げて節約できると強調していたが、FTCは「ほとんどの消費者が達成できることを立証する信頼できる証拠がない限り、消費者が現在使っている窓を広告主の製品に交換すれば冷暖房費を節約できるとの表現を禁止する」と命じている。また、5社のうちのTHV社には、社長をはじめ全従業員に法規の研修を受けることを義務付け、他の事業者にはFTC命令のコピーを全従業員に配布して、コンプライアンスの徹底に努めるようを促している。
英国の広告基準機構(ASA)に、次のような苦情が寄せられた。
化粧品の雑誌見開き広告で、白黒の女優の顔の大写しと広告商品に次のようなコピーがある。「エージングのサイン10項目を一度に処理します、それがアンチエージング・モイスチャー〇〇〇/しわが目立たなくなる/すべすべになる/張り詰めた肌になる/潤いが増し/しなやかになる/肌色が良くなる/ふっくらしてくる/顔色にむらがなくなる/輝きを増す/きめがいっそう細やかになる」。しかし、女優の顔がデジタル処理されていて、化粧品の効果を誤認させるというもの。
広告主は「スタイル、メーク、照明などプロフェショナルな仕上げに最善を尽くし、撮影はソフトフォーカス(ぼかし)で解像度を抑えました。白黒にしたのはカラー写真よりも効果的と考えたからで、ASAの以前の審判でも、化粧品の広告は可能な限り最良の条件で表現すべきだと指摘されています」と回答し、広告に使用された写真と撮影後の処理・修正の程度についての情報も添付してきた。
これに対し、ASAは「広告表現は主に写真に表せない触感について述べていて、モデルの顔のしわや光沢に誤った表現はないものの、かなりすべすべで、むらのない顔色に変わっている。よって、広告の写真は肌がすべすべに、むらのない≠ニいう広告表現に関して商品効果が誇張され誤認させる」として、現行形式での掲載を不可とし、広告商品の効果を誤認させる制作後の処理を行わぬよう広告主に求めた。