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最近の審査トピックス

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定期配送商品の最終便数は告知しなくてもOK?
2014.9.1 審査事例

A社の子ども向けの定期配送物商品Bのインターネット広告を見た。最初にBとは別に商品C(ボックス)を購入し、その後、毎週送られてくるBに含まれるイミテーションの宝石を、20マスに区切られたCのボックスに並べていくというものであった。広告には「全員プレゼント! さいごにもらえる! Dバッグ」と書かれていた。
 第1便から定期購入を続け、20便目を過ぎたころ、Cのボックスも満杯になってきた。そろそろ最終便ではないかとA社に問い合わせたところ、「最終便は70便を予定しているが、人気がある場合は80便、90便まで継続する可能性がある」と言われた。Cのボックスは20マスしかないので、70〜90便続くことは想像していなかった。子どもが最終便のDバッグを受け取ることを楽しみにしているのに、何便まで続くかわからない企画で、「さいごにもらえる」と表示するのはおかしいと思う。

A社に照会したところ、「弊社出版物は特定のテーマについてパートワーク(分冊化)して提供するものだが、予め便数を決めずに読者の皆さまのご意見を参考にしたり、提供できる情報の分量を吟味した上で販売を継続する場合もある。このことは子ども向けのパートワークの場合も同様である。一方、弊社出版物のうち、特定物の製作をテーマとするものは当初から最終便までの便数が確定している。ただ弊社の全ての出版物について最初の時点で最終便数を確定しているわけではないことも事実なので、その際は、購入を希望される読者の皆さまに、便数の予定やその後の変更の可能性等につき明確かつ理解されやすい方法および内容で告知すべきであったと思う」との回答があった。
 しかしながら、最終便が何便かが明瞭に表示されていないため、「さいごにもらえる! Dバッグ」という表示を見た消費者は、何便まで継続して購入し、それに伴ってどの程度の金額を負担すればDバッグがプレゼントされるのかが分からない。しかも、最初に購入するC(ボックス)が20マスであるため、消費者の多くはマスが全て埋まる20便が「さいご」と理解すると思われる。A社ウェブサイトでは、「よくあるご質問」の中の「何便まで続くのですか」という項目をクリックすると、「現時点では、第70便までを予定しておりますが、変更になる場合もございます」と表示されているが、ウェブサイト冒頭の「さいごにもらえる!Dバッグ」という表示のページにはその注釈もなく、消費者にとって分かりにくい表示となっている。したがって、予定する最終便数を「さいごにもらえる!」の表示に近接して明瞭に表示すべきである。
 JAROでは、広告の審査の基本原則の一つとして「児童及び青少年等に与える影響を考慮したものでなければならない」と定めている。当該定期配送物は、テレビアニメの人気キャラクターを商品化した子ども向け商品であり、その広告を子どもが見て購入につながることも多いと考えられる。このような子ども向け商品の広告においては、成人に比べて理解力、判断力が劣る子どもでも十分理解できる広告・表示を行う配慮が必要である。
 今後は消費者の誤認を招かないよう、分かりやすさに配慮した適正な広告・表示を行うよう要望した。

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