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最近の審査トピックス

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放射性物質除去をうたう浄水器の広告の注意点
2012.07.02 相談事例

原発事故からすでに1年以上が経過したが、食品に含まれる放射性物質についての消費者の関心、特に飲料水の安全性についての関心は非常に高い。そのため、浄水器の広告で、特に「安心・安全な水」をうたうものについての苦情がJAROにも寄せられている。

しかし、浄水器は水道に接続して使うものだが、そもそも水道水には放射性物質がそれほどまでに含まれているのだろうか。

実は、放射性物質のうち、放射性セシウムは、その大半は原水の汚濁物質に含まれており、浄水場で沈殿やろ過により除去することができる。従って、家庭の蛇口から出る水道水には普通、放射性セシウムはほとんど含まれていない。

そのため、実際に浄水器で除去する放射性物質は、放射性ヨウ素である。その除去性能の検証が原発事故後の課題であったが、このほど一般社団法人浄水器協会で、アメリカの認証機関との協力により、その試験方法を確立した。

それは、浄水器の除去性能について、放射性ヨウ素による試験結果が、非放射性ヨウ素による試験結果とほぼ同じ傾向であることを活用して、非放射性ヨウ素を使って危険性がない試験を行い、迅速に放射性物質の除去性能を実証するという方法。世界標準の規格「プロトコル72」として、今後、海外での活用も可能になる。

従って、今後、浄水器の放射性物質除去をうたう広告の見方としては、広告で除去性能の数値が強調されていても、それが「放射性物質」というあいまいな表現ではなく、「放射性ヨウ素」についての性能であるということが正しく表示されているか、そして、それが「プロトコル72」に準拠した性能であるかどうかを確認し、場合によってはメーカーに問い合わせるなどすることが適切になると思われる。

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