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最近の審査トピックス

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電車内の広告で注意書きを小さく書くのは問題では?(通信)
2012.05.24 審査事例

地下鉄車両の窓上広告に、携帯電話に関して「東京の地下鉄全駅で、無線LANのサービスが利用できます」と表示されていた。ところが実際には、いくつかの地下鉄の駅ではこのサービスを利用することができない。広告の下の部分に非常に小さい文字で「一部例外の駅がある」旨の表示はあったが、広告の近くに行って凝視しなければ確認できない。このような広告は問題ではないか。

広告主に照会したところ、「当該サービスが完全に利用できない駅はごく一部のみであったため、大多数のお客さまの分かりやすさを重視して『全駅』という表現を用い、一部の駅で利用できない事実については、注釈として記載した」との回答があった。

しかし、本広告の場合、多くの乗客は数メートル離れたところから閲覧するため、「全駅」(約60ポイントの文字)の表示は判読できても、「利用できない駅がある」旨の注釈(約10ポイントの文字)は判読できないものと思われる。公正取引委員会が平成20年6月13日付で公表した「見にくい表示に関する実態調査について」では、強調表示に対する打ち消し表示が必要な場合には、強調表示に近接して表示することや相対的なバランス等に配慮した表示が求められている。本広告は、交通広告における打ち消し表示としては十分とはいえず、全駅で利用できるかのように誤認される恐れがあり、不当景品類及び不当表示防止法第4条第1項第1号(不当な表示の禁止・優良誤認)に抵触すると判断される恐れもあるので、十分な留意が必要である。

本広告の場合、利用できない駅がある旨の打ち消し表示を行わずに済むように、強調表示の方法を工夫することが望ましいが、やむを得ず打ち消し表示が必要な場合には、強調表示に近接して、文字の大きさ、バランスに留意して表示すべきである。

今後は消費者の誤認をまねかないよう、分かりやすさに配慮した広告・表示を行うよう要望した。

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