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広告の商品が店舗になかったのに、CMが放送され続けていた?

量販店

大型アウトレット店の「1日からスタート、25日まで」というセール告知のテレビCMを見て、CM内で「64,800円」に二重線を引いて「12,800円」と紹介されていた商品を購入しようと、セール3日目に当たる3日(日曜日)の朝に対象店舗に行ったところ、当該商品は既に売り切れで、近隣の他店舗からの取り寄せも不可能だと言われた。
 しかし、当該CMはその後も放送されていた。郊外の店舗であり、売り切れだと分かっていれば店へ行くこともなかった。セール開始後、最初の日曜日である3日目の朝に商品がなくなることも不可解だが、商品がないことを把握しているにも関わらずCMを放映し続けることで、他の消費者もだまされると思う。これはおとり広告ではないだろうか。

当該テレビCMを確認したところ、申立者が購入しようとした「64,800円」が「12,800円」との商品のみが紹介され、その後に「700アイテム以上」という言葉とセール実施期間、対象店舗名が表示される内容であった。
 また、当該アウトレット店のホームページを確認したところ、セールに関しては「セール開催中」と表示し、実施期間のほか、複数の対象商品が例として掲載され、商品ごとに「在庫がなくなり次第、終了となります」との注釈が付記されていた。しかし、申立者がテレビCMで見たという商品は掲載されていなかった。

 当該アウトレット店に照会したところ、次のような回答があった。
 「当該商品は1週間に1台売れるか売れないかの商品で、長期間にわたり在庫として残っていました。この商品が廃番になることから在庫一掃処分のため、64,800円の通常価格の商品を大幅に値引きしてセールの目玉商品に定め、テレビCMでも使用しました。
 この商品は動きが少ない商品であるため、テレビCMの放送予定期間としていた10日までは在庫が残ると考えていましたが、予想以上の反響で、お客さまにご来店いただいた3日には、当該店舗では売り切れとなりました。その時点では、他店舗にまだ数台の在庫がありましたが、システム上、他店からの取り寄せや予約を受けることができないために、スタッフがご要望にお応えすることができなかったものと思われます。
 当該テレビCMは、6日で放送を中止しました。今後は、販売予測の強化を図るとともに、売り切れの可能性のある商品をテレビCMで使用する際、もしくはその可能性が高いセールのテレビCMには、『在庫限り』の記述を入れるように対応します」。

 700アイテムが対象商品となっているセールであるにもかかわらず、テレビCMで紹介されているのは大幅に値引きをされている当該商品1アイテムのみであり、売り切れとなってからもCMが放送され続けた。対象商品の在庫に限りがある旨の注記だけでなく、例えば、別のCM素材の準備や放送局との連携など、リスク管理は必要と考える。アウトレット店には、消費者の立場から親切で分かりやすい広告・表示に努めるよう提言した。

平成23年4月1日掲載