お電話でのご意見・ご相談は
  • 東 京 (03)3541-2811
  • 大 阪 (06)6344-5811
  • 名古屋 (052)221-5337

9:30~12:00/13:00~17:00 (平日)

※ご相談内容を正確に把握するため、通話を録音させていただくことがあります。

文字サイズ

一般向け情報
  1. HOME
  2. 一般向け情報
  3. 分類別のご相談例
  4. 「ウイルス99パーセント以上カット」という表示は根拠がないのでは?

「ウイルス99パーセント以上カット」という表示は根拠がないのでは?

使い捨てマスク

A社が販売している使い捨てマスクのパッケージ前面に、「ウイルス、花粉・ほこり99パーセント以上カット」と表示されていた。しかし、裏面の「(社)日本衛生材料工業連合会自主基準による表示」の欄には、「対象=かぜ・花粉・ほこり等」と表示されているが、ウイルスについての表示はない。また、「検査」の欄には、「バクテリアバリア性(BFE)試験、99パーセント以上、米国○○研究所実施」とあるが、ウイルス試験に関する記載はない。バクテリアとウイルスは全く異なったものであるにもかかわらず、ウイルスに関する試験を実施せず、根拠データのないままに「ウイルス99パーセント以上カット」とうたっているのではないか。

A社に照会したところ、「厚生労働省の発表に『ウイルスの主な感染ルートは飛沫感染と接触感染である。飛沫感染の場合は、感染した人がくしゃみ、咳をすることで排泄される直径5マイクロメートル以上の飛沫にウイルスが含まれて約1〜2メートルまで浮遊し、感染していない人が吸い込むことによって感染する』とある。従って、直径5マイクロメートル以上の粒子の透過をカットできれば、飛沫に含まれたウイルスの進入を防ぐことができると判断し、直径3マイクロメートル以上の透過を検証できるBFE試験を実施し、99パーセント以上カットできるという結果を基に表示した」とのことである。

 しかしながら、カットできるのが「飛沫に含まれたウイルス」であれば、パッケージ前面の「ウイルスカット」という表示は不正確であり、「ウイルスを含む飛沫」とすべきである。また、当該パッケージで「99パーセント以上カット」と「以上」を強調した表示は、限りなく100パーセントに近似した性能であると消費者は認識する。BFE試験結果は事実であっても、「以上」という表示は極めてあいまいな表現と言わざるを得ない。従って、「以上」の文言を削除して「99パーセントカット」とすべきである。

 今後は、消費者の誤認を招かないよう、分かりやすさに配慮した広告・表示を行うよう要望した。

平成23年4月1日掲載